岡崎市のお客様より 人間国宝:島岡達三【象嵌湯呑】を買取りさせていただきました
【島岡達三】
1919年 東京都港区愛宕に3代続いた組紐師島岡米吉の長男として生れる
1939年 東京工業大学窯業学科に入学、ろくろの勉強を始める
1940年 夏、益子に浜田庄司を訪れ、卒業後の入門を許され一夏滞在
1941年 太平洋戦争勃発の為繰上卒業
1946年 浜田庄司門下となる
1950年 栃木県窯業指導所に勤務、白崎俊次の古代土器標本複製の仕事に
協力
1953年 益子に住居と窯を設ける
1954年 初窯を焚き東京いずみ工芸店で初個展(以後連続5回)
1960年 東京丸ビルの中央公論社画廊にて個展(以後連続5回)
阪急百貨店個展(以後毎年)
1961年 広島福屋個展(以後連続10回)
1962年 日本民藝館新作展にて日本民藝館賞受賞
1964年 招かれてカナダ、アメリカを3ヵ月歴訪、各地で個展並びに指導
する
東京銀座松屋で個展(以後毎年)
1966年 大阪三越個展(以後2回)
1968年 ロングビーチ州立大学、サン・ディエゴ州立大学夏期講座に招か
れ渡米
1970年 京都国立近代美術館主催現代の陶芸、ヨーロッパと日本店出品
1971年 第1回日本陶芸展に推薦招待出品(以後毎回)
1972年 オーストラリア政府の招聘で渡豪、2ヵ月間各地を視察指導する
名古屋松坂屋個展(以後隔年5回)
1973年 横浜高島屋個展(以後隔年5回)
第1回中日国際陶芸展に招待出品(以後毎回)
1974年 ボストンの個展並びにトロントでの講義の為カナダ、アメリカを2ヵ月歴訪
1976年 ボストンにて個展開催の為渡米
1977年 ハンブルグ国立工芸美術館創立100年記念祭において
ゲルト・クナッパ―との2人展の為渡独
1978年 カナダ・バンフのアートセンターで4週間の講義を行う
国画会会員となる(後に退会)
1980年 栃木県文化功労賞受賞
1981年 フランクフルトのヘキスト100年記念館での陶芸展に招待され
渡独、同時にハンブルグのローゼンタールスタジオハウスで益子展開催
1982年 国際交流基金の依頼でカナダ巡回講義、5ヶ所で個展開催
アメリカサン・ディエゴのロングネッカー民芸館で四本貴志、夏目有彦と3人展開催
1983年 ミュンヘンのヤーンギャラリーで個展、並びにデュッセルドルフ
日本週間中、ドイツ銀行での滝田項一との2人展の為渡独
銀座松屋にて陶業40年「島岡達三自選展」開催
1984年 ミュンヘンのドイツ博物館での「現代日本の伝統的工芸展」出品
ハンブルグのローゼンタールスタジオハウスで水野半次郎との2人展出席
1986年 ミュンヘンのヤーンギャラリーでの個展、
並びにロンドン・リバティ百貨店での3人展(島岡達三・浜田晋作・舟木研児)の為渡欧
1987年 西独マンハイム市立美術館にて個展開催
図録「SHIMAOKA TATSUZO」発行
1988年 西独フランクフルトのヘキスト100年記念館における
「FORM UND GLAZUR’88」展招待出品
西武百貨店池袋店西武アートフォーラムにて陶業45年島岡達三自選展開催
1989年 西独ミュンヘン市立博物館にて個展開催
阪急百貨店にて第30回記念島岡達三店開催
1990年 西武百貨店宇都宮店にて古希記念、象嵌の技島岡達三作陶展開催
1991年 ロスアンジェルス日米文化会館において陶芸5人展
ロンドン、ベッソンギャラリーに於ける個展
ハンブルグ、ローゼンタールスタジオハウスに於ける個展開催の為渡欧
1992年 ホノルルアカデミーオブアーツに於ける故ドクターブラウンの
コレクション寄贈記念展に招かれ講演
1993年 ニューヨーク、ギャラリー・エルシウムの島岡達三師弟展の為渡米
オレゴン州、マヴィーティー・ギャラリーで3人展開催
(島岡達三、ウォーレン・マッケンジー、ランディ・ジョンソン)
1994年 平成5年度日本陶磁協会金賞受賞
西武百貨店池袋店西武アート・フォーラムにて陶業50年点開催
1995年 ニューヨーク、バブコックギャラリー日米師弟6人展開催
(浜田庄司、島岡達三、松崎 健、バーナード・リーチ、
ウォーレン・マッケンジー、ランディ・ジョンソン)
1996年 西武百貨店宇都宮店にて喜寿記念展開催
4月~6月までNHK教育テレビ趣味百貨「陶芸に親しむ」講師として出演
民芸陶器縄文象嵌にて重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される
西武百貨店池袋店西武アート・フォーラムにて喜寿記念展開催
阪急百貨店大阪うめだ本店6階美術画廊にて喜寿記念展開催
ハンブルグ、ローゼンタールスタジオハウスに於ける
ゲルト・クナッバ-との2人展、並びにボストン、パッカ-ギャラリー
に於ける個展開催の為ヨーロッパを経て渡米
1997年 西武百貨店池袋店、宇都宮店にて日米陶芸4人展開催
益子町陶芸メッセにて重要無形文化財保持者認定記念島岡達三展開催
阪急百貨店大阪うめだ本店並びに、神戸阪急ミュージアムにて
「人間国宝・島岡達三展」開催
1998年 ボストン、パッカーギャラリーにて個展開催
銀座松屋にて日本経済新聞社主催、傘寿記念陶業55年の歩み島岡達三展、
並びに第35回島岡達三陶業店開催
1999年 文化庁企画制作工芸技術記録映画「民芸陶器(縄文象嵌)-島岡達三の技-」完成
スイス・ルガノ、ギャラリーゴッタルドにて個展
阪急百貨店大阪うめだ本店にて第40回島岡達三作陶展開催
叙勲勳四等旭日小綬章受章
2000年 ドイツケルン・ケラミオンにて回顧展
北京故宮博物館へ日本人陶芸家として初めて作品2点を寄贈
アメリカサンディエゴ・ミンゲイインターナショナルミュージアム
に於いて回顧展並びに新作展開催
ボストン・パッカ-ギャラリーにて個展開催
阪急百貨店大阪うめだ本店にて第41回島岡達三作陶展開催
今回買取させていただいたのは、人間国宝:島岡達三【象嵌湯呑】。
2016年(平成28年)8月8日、当時の天皇であり現在の上皇明仁が「生前退位(譲位)」の意向を表明したビデオメッセージ「象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば」で、明仁の画面の右後ろに島岡達三作陶による「縄文象眼と柿釉」の大皿が飾られていたほど、“象嵌”は島岡達三の代表的な作品です。
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